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今こそ子どもと楽しくCooking【料理教室講師のコトコト小話 第4回】

東京ガスでは調理体験を通して子どもたちの「生きる力」が育まれると考え、92年から子ども向けの料理教室「キッズ イン ザ キッチン」を開催しています。コトコト小話第4回では、これまで培ってきた知見を元に、おうち時間で子どもと楽しく料理をするためのコツをご紹介。毎日の生活が少しでも楽しくなるような「すぐに役立つ『食』」の情報や工夫をお伝えします。【監修:東京ガス 食情報センター】

最終更新日:2024.1.2

目 次

調理体験を通して、子どもの「生きる力」を育む!

子どもの生きる力を育むために親子でしたいこと

長子小学生の母親n=1000
出典:都市生活レポート「親子料理の意識と実態2014」(2014年7月発行)

東京ガス都市生活研究所の調査によれば、家庭における親子料理の重要性の認識は高く、子どもをもつ親たちからは、「生きる力」を育むために「親子で料理をすること」が大切である考えられてるようです。

子どもと料理をしたいけど、何歳からできるの? あまり興味を示さないのだけど?など、悩まれている方もいるかもしれませんね。

おうち時間が増え、子どもと一緒に料理をしよう! と思っている方も多いと思います。子どもと一緒に料理を楽しむコツをお伝えします。

子どもと一緒に料理を楽しむコツとは?

子どもが料理に興味を持ち始めるのは2、3歳ごろから。東京ガス都市生活研究所の調査によれば、興味を持つタイミングは5歳が最も多く、親子料理を始めた年齢も5歳が最多となっています。子どもが料理に興味をもったことが親子料理の最初のきっかけとなるようです。

子どもの年齢により、できることや「楽しい」と思うポイントも違いますので、お子さまの年齢に合わせてお願いする作業などを決めていくとよいと思います。

一緒に料理を楽しむコツ

親子で料理を楽しむコツ

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1.エプロンをつけさせる
まずは、「今から料理をする」と意識づけでき、子どもの気分も上がります。ここで、手洗いも忘れずに。

2.野菜を洗ったりちぎったりしてもらう
水を使うことが大好きな子どもたち。包丁をまだ持ったことのない子どもでもできます。葉野菜であれば、洗ってちぎるところまでお願いしてもよいですね。

3.「トン・こね・ジュー」の作業をまかせる
子どもに人気の高い作業は、「トントン・こねこね・ジュージュー」すなわち、切る・混ぜる・焼くといった調理行為です。食器の片づけなどの補佐的な作業よりも、いかにも調理しているという気分を味わえる作業を好む傾向にあるようです。
切る作業は、リズムがよく達成感もあります。コンロでの加熱については、「においがいい」「いい音がする」といった五感全体で感じる楽しさや達成感がありますね。子どもがやりたいと思う理由はこうしたところではないでしょうか。

4.一緒に味見をする
作りながら味を確かめると、子どもと一緒においしさを実感できます。子どもも喜びますし、嫌いなものでも食べるようになりますよ。

5.盛り付けさせる
おいしく食べるには見た目も大切です。美味しそうに盛り付けられた!という達成感が得られます。子どもはついつい大盛りに盛り付けてしまうので、食べ残しが出ないように食べられる量を盛り付ける、というのも伝えていけると良いですね。

6.写真を撮る
子どもの料理している姿を記録に残すことで、その場にいなかった家族と共有できる楽しさがあります。

子どものお手伝いデビューにもおすすめ!

子どもにおすすめの調理作業

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特に「ちぎる・混ぜる」といった遊びの延長でできるような作業や、「味見」という工程は、簡単かつ「料理に参加した」という感覚が得られるので、子どものお手伝いデビューにおすすめです。

これは私が在宅中に実際経験した話ですが、子どもが泣いてなかなか夕飯づくりに手が回らなかったときのこと。子どもにえのきを渡し、「これをこうやってー、ちいさくしてくれる?」と聞いたところ、泣き止んで小さく頷き、真顔でえのきをちぎり始めました。その後も子どもは色々とやりたがるようになり、卵を割る、ゆで卵の殻をむく、お料理を食卓に運ぶなど、目を輝かせながら参加してくれて、親子の絆が深まったようにも感じました。

在宅勤務など新しい働き方が今後定着してくると、食事をつくる時間にも少し余裕が出てくるかもしれません。子どもに「やってみない?」と誘ってみては? 子どもの家事力UPのチャンスです。

マカロニサラダを一緒に作ろう!

ここで、子どもとできる簡単なマカロニサラダの作り方をご紹介します! 最近はかわいいマカロニがたくさん売られているので、マカロニを変えるだけでも楽しめます。

マカロニサラダ

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■材料

・お好みのマカロニ 100g
・きゅうり 1本
・ハム 2枚
・冷凍コーン 大さじ2
・卵 2コ
・マヨネーズ 大さじ2
・塩・コショウ 適量

■作り方

マカロニ茹でる

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1.マカロニを茹でます。
鍋に湯を沸かし、湯の1%の塩を入れます。表示の時間通りにマカロニを茹でます。茹で上がりの1分前に冷凍コーンも加えます。ザルにあけて冷まします。

2.具の準備をします。
きゅうりは薄く小口切りにし、塩(分量外・ひとつまみ)と混ぜてしばらくおきます。しんなりしたら水気をしっかり絞ります。
ハムはお好みの型で抜き、抜いた残りは食べやすい大きさに切ります。
【子どもにおすすめ】きゅうりを絞ったり、ハムを抜くのは子どもにもおすすめ!型が無ければ手でちぎっても良いでしょう。

3.卵の準備をします。
鍋に湯を沸かし、卵を入れて中火で10分茹でます。茹であがったらすぐに水にとって冷まし、殻を剥きます。3㎝角に切ります。
【子どもにおすすめ】茹でた後すぐに水にとると殻を剥きやすくなります。殻を剥くのは、卵がちょっとくらい崩れても問題ないので、子どもでも簡単!

4.混ぜます。
ボウルに1~3を加え、マヨネーズと和えます。塩・コショウで味を調え、皿に盛ります。
【子どもにおすすめ】盛り付けは子どもの出番!型で抜いたハムは、和えずに最後に飾ってもかわいいですよ。

季節やご家庭の冷蔵庫に余っている食材を活用できるのも、マカロニサラダのいいところ。具の大きさは、子どもの食べやすさや好みに合わせて変えてください。大人用には黒コショウや粒マスタードを添えても美味しいです。ぜひ作ってみてくださいね。
※火や包丁を使う際には子どもから目を離さずに、火傷・怪我には十分ご注意ください。また、子どもの年齢に合わせて、出来ることから挑戦してみましょう。

今回ご紹介したマカロニサラダ以外にも親子料理におすすめのレシピをご紹介しています。

おわりに

東京ガスの食育

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東京ガスでは、環境の視点を取り入れた食育に取り組んでいます。
食材を選択し(買い物)、調理をし、食べて、片づけるという一連の食の体験を通して、地球温暖化や食品ロスといった問題解決のためにできることを考えたり、一連の作業が一人でできる力を身に着けたり。
そして、食の体験を通して五感を働かせることで「おいしい」とわかる感性を育てることも大切にしています。

親子・子ども向けの料理教室「キッズ イン ザ キッチン」では、調理体験を通して、食の知識や包丁・コンロの使い方などが身につくとともに、料理をする事で五感が磨かれ、子どもたちの「生きる力」が育まれるプログラムを展開しています。こちらもぜひ参加してみてくださいね。
※現在、料理教室は開催しておりません。再開に関しては、東京ガスHPにてお知らせいたします。

東京ガスや私たち料理教室のスタッフはどんな時でも『食を通じて皆さまの幸せな生活』を応援します。
一緒に楽しくおうちで過ごしましょう! 次回もお楽しみに。

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公開日:2020.6.14

最終更新日:2024.1.2

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