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子どもがいてもオシャレで暮らしやすく! 見落としがちな家具選びのコツをプロが伝授!

子育て中ってどうしても家が散らかりがちですよね。片付いていて、育児や家事をしやすい部屋にするにはどうしたら良いのでしょうか? 家族の家事シェアを当たり前にする活動を行う【NPO tadaima!】の代表で、「子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント」の三木智有さんに、子どもがいても快適でおしゃれな部屋にするための家具選びのコツについてご紹介いただきました。

最終更新日:2024.3.21

目 次

おしゃれで暮らしやすい部屋とはどんな部屋?

おしゃれなインテリア

PIXTA

NPO法人tadaima!を運営している家事シェア研究家で、子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタントの三木です。子育てを楽しみながら素敵な暮らしを手にするヒントをお伝えします。

10年以上のインテリアコーディネーターとしての経験、そして自身も3歳の娘を子育てするひとりの親としての視点を持ちながら、お部屋づくりについて楽しく考えていきたいと思います!

今回のテーマは「おしゃれで暮らしやすい部屋にモヨウ替えするためのコツ」です。

ミニチュア家具

PIXTA

第1回のテーマは「おしゃれで暮らしやすい部屋にモヨウ替えするためのコツ!」です。

そもそも、おしゃれじゃない部屋ってどんな部屋!?
子育てをしているとどうしても散らかったり、ちゃんと片付けをしている余裕がなかったり。または色んなオモチャのせいでどうしても子供っぽくなってしまったり。
でも、同じように子育てをしているお家でも「なんか素敵」ってお家もある。
じゃあ、おしゃれじゃなく見えちゃうし、暮らしにくくなっちゃう要因ってなんでしょうか?

こうなると、おしゃれじゃない! 2大POINT

【その1】家具の色・素材に統一感がない!

統一感の無い家具のイメージ

PIXTA

結婚をした時にお互いが独身時代に使っていた家具を持ち寄った。なんて事は多いのではないでしょうか?
そうすると、色はもちろん、形やサイズ、素材もバラバラになりがち。
まず、これらを揃えてあげると統一感がでます。でも、揃える時にひとつ注意点が! それは「違う色を部屋の中で混ぜるよりも、ちょっと似たような違う色が混ざっている方が違和感を感じやすい」事。

無難なはずの茶色系にも、赤みがかった赤茶色・黒っぽいダークブラウン・白っぽいナチュラルな生成り色などそれぞれです。
意外と似たようなちょっと違う色の家具が並んでいたりすると、「統一感を出そうとして失敗してる感」を感じさせてしまう。

または「たいして家具に興味がないから、なんとなく茶系で揃えたんだろうな」って見えちゃう。

【その2】部屋に入った瞬間、圧迫感を感じる!

悩む家族

PIXTA

なんとなく圧迫感を感じるなってお部屋。背の高い家具を置いているから、きっとそのせいだ! と思うでしょうが、ちょっとまった!

実は圧迫感を感じる原因は高さだけではないんです。
いま、自宅に置いてある家具を見て下さい。奥行きがバラバラしちゃってるってことありませんか?

奥行きの薄い本棚と、それより厚いチェスト、その隣に奥行の広い衣類ケースが置いてあったり。並べてある家具の奥行きがバラバラだったり、大きすぎると部屋のバランスがチグハグに感じやすいです。

なんとなくオシャレじゃないし、暮らしにくいなぁと感じる原因は、家具の色や素材の統一感。そして不揃いな奥行きの問題があるかもしれません。

では、おしゃれでかつ暮らしやすい家具を選ぶポイントをご紹介します。

家具を選ぶ際に気をつけたい! おしゃれで、かつ暮らしやすい部屋にするための3大POINT

室内

提供:NPO tadaima

3つのPOINTはこちらです!

【その1】色や素材が揃っている
【その2】家具の「面(ツラ)」を揃える → 家具の高さだけでなく、奥行きを凸凹させない
【その3】壁面をしっかり活用する

【その1】色や素材が揃っている

ショウルームのイメージ

PIXTA

違った素材や色をあえて混ぜてコーディネートすることもできますが、あんまりコーディネートに自信がないようならまず演出するべきは「統一感」!

その際に、絶対失敗しないためのコツは「隣合う家具は 同じメーカーや家具屋さんでチョイスする」です。同じような色でも実はメーカーによってちょっと違うんです。

並んでおいてある本棚やカラーボックスが、夫婦お互いが持ち寄った違う物だったりしませんか?
そういった小さな違いがお部屋に違和感を作り出してしまうのです!

【その2】家具の「面(ツラ)」を揃える→家具の高さだけでなく、奥行きを凸凹させない

統一感のある家具で揃えた部屋のイメージ

PIXTA

「面(ツラ)」とは物の表面の事。面を揃えるとは、要するに凸凹をなくすという事です。
おしゃれじゃないPOINTにあったように、家具の奥行きがバラバラしているとそれだけで圧迫感を感じます。

また、高さも気をつけたいPOINTがあります。それは、色と同じように「ちょっとの違いが違和感になる」という事。

高さ180センチの本棚と90センチの本棚が並んでいるよりも、180センチと185センチの本棚が並んでいる方が違和感があります。
それは「揃えそこなった」ように見えるから。
高さも奥行きも異なるなら異なるなりにメリハリを付けることが大切です。

高さもちゃんと段差を出すと違和感がないですよね!

【その3】壁面をしっかり活用する

壁面の本棚のイメージ

PIXTA

子育てをしていると、どうしても物が溢れてきてしまいますよね。その結果小さな棚をどんどん買い足してしまい、床面が狭くなってしまう。
お片づけも気になりますが、やっぱり子ども達がオモチャでちゃんと遊べるスペースを確保するって大切です。

そこで、収納力をアップさせるためにお勧めなのが壁面収納の活用。
壁面収納はどうしても「圧迫感が出るんじゃないの?」「わが家には設置できないんじゃないの?」と思われがち。

なので、圧迫感を感じない壁面収納の選び方をご紹介します。

奥行きが薄い

奥行きの無い家具のイメージ

PIXTA

→もう、再三出てきています奥行き! 圧迫感の原因は高さよりも奥行きにあります。だって、文字通り床面積が減りますからね。

壁面収納を選ぶ時に、奥行きが40センチや45センチもあるとしたら要注意です!(お部屋が20畳以上とひろーい場合はお気になさらず!)

背面パネル&全面扉がない

→背面にパネルがあると壁と家具がなじまないので、存在感が急に高まります。それと同じで、壁面収納全面に扉がついていると「でっかい家具があるなー!」って存在感と圧迫感がすごい!(それに扉の分だけ奥行きも増えますし)
なので、オープンラックのように扉がなくてさらに、壁が見えると圧迫感がありません。

おわりに

今回は、なんとなくお部屋がおしゃれじゃないと感じる原因と、おしゃれに感じる家具選びのコツをお伝えしました。

これらは家具を選ぶ時の本当に基本になります。色柄や高さなどはみんな気にすると思いますが、注意してほしいのは「ちょっとの違い」です。

色も全然違う色をあえて持ってくるよりも、微妙に違う色が並んでいる方が違和感を感じます。高さも全然違う高さの家具が並んでいるよりも、ちょっと違う高さの家具が並んでいる方が違和感がある。

これらに気をつけて家具選びをしてみてください!

  • この記事取材先プロフィール

    三木智有

    NPO法人tadaima!代表

    三木智有

    家事シェア研究家・子育て家庭のモヨウ替えコンサルタント、内閣府「男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会」委員

    2011年に”ただいま!”と帰りたくなる家庭で溢れた社会の実現を目指し、家事シェアを広める活動を開始。元インテリアコーディネーターの経験を活かした、子育て家庭のモヨウ替えを年間100件以上行う。

    Webサイト:NPO法人tadaima!

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公開日:2017.11.27

最終更新日:2024.3.21

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