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専業主婦の「家事」の実態や意識の変化とは? 家事をまとめて行う家事レス主婦が20年前の数倍に!【東京ガス都市生活研究所】

共働きが増えた現在も、一都三県では「専業主婦」は既婚女性の半数を占めています。家事は「まとめてやる」方法と「コツコツ毎日やる」方法とがありますね。昨今はどちらのスケジュールで行う方が多いのでしょうか? 東京ガス都市生活研究所で1都3県の「専業主婦」の家事の実態や意識がどのように変わってきたのかをご紹介します。

最終更新日:2022.12.21

目 次

専業主婦でも「家事はまとめて派」が増加

家事をまとめてやっている割合

東京ガス都市生活研究所「生活定点観測調査1993~2014」より

1993年、2002年と比較すると、家事は「まとめてやる」と答えた方がすべての世代で増加しています。
特に、20-30代ではその割合が大きく2割を超えています。40~50代も20年前と比較すると、まとめ家事の割合は増加。

「家事は毎日コツコツとやる」イメージでしたが、専業主婦の家事への意識が変化していることがわかります。週末や平日の空いた時間に家事をまとめて行う人が増えているんですね。

専業主婦の食料品の買い物頻度は?

週に何回食料品の買い物をするか

東京ガス都市生活研究所「生活定点観測調査1993~2014」より

食料品の買い物の頻度は週何回くらいの人が多いのでしょうか?

1993年ではほぼ毎日(5回以上)と答えた人が過半数でしたが、昨今の調査では週に4回以下と答えた人が過半数となり、逆転しました。特に「週2回以下」と答えた人の伸びが大きく、3割近くに達しています。

買い物もまとめて行う人が増えているんですね。

夕食の調理「1時間未満」40-50代で大きく増加

夕食を作る時間が1時間未満の割合

東京ガス都市生活研究所「生活定点観測調査1993~2014」より

夕食の調理時間の変化は、40代・50代に大きな変化が見られます。
特に、40代は「夕食を作る時間が1時間未満」と答えた人の割合は20年で約3.5倍に増加!

共働き世帯だけでなく、専業主婦の間でも家事の時短化が進んでいるようです。
電化製品の進化や、レトルト食品など調理の手間がかからない食材が増えたことなども、家事の時短化につながっているんでしょうね。

まとめて派とコツコツ派、どちらが効率的?

冷蔵庫前で悩む女性

PIXTA

買い物や家事において、「まとめて行う派」が専業主婦でも増えてきている実態をご紹介しましたが、「毎日コツコツ行う派」と効率の面からみると実際はどちらが良いのでしょうか?

これは個人の家族構成やライフスタイルによってそれぞれかもしれませんね。

掃除などは汚れをためないよう日々やった方が効率的、という人もいれば、週末に子供をパパに見ててもらって、一気に掃除を終わらせた方が効率的という方もいるでしょう。料理なども一気に数時間かけて1週間の常備菜を作る人、家事のちょっとした合間にちょこちょこやる人と様々。

ただ、汚れは時間が経つと落ちにくくなるので、汚したその時にさっと対処しておくことや、毎日のちょっとした工夫で家事や汚れをためないようにできるとよいですね。

大切なのは自分がストレスをためない、一番やりやすいスタイルを作り上げることなのかもしれません。

おわりに

「買い物をまとめて行う人が増えている」といった、家事をまとめて行う派が増えてきている、昨今の実態をご紹介しました。
20〜50代の全年代に変化は見られるものの、なかでも「40〜50代主婦の時短・家事レス化」が目立った調査結果となっています。専業主婦の家事への意識も、変化してきているんですね。

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    社会の変化や都市に暮らす生活者についての多面的な調査・分析を実施。将来のライフスタイルやニーズを予測し、生活者が豊かな暮らしを創造するための情報を提供するとともに、さまざまな提言を行っています。

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公開日:2016.11.21

最終更新日:2022.12.21

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